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くり祭りの行燈絵をご奉納しました。2020年秋 [お祭り関連]

大國魂神秋季祭(くり祭り)の行灯絵を作成しました。
行灯はご拝殿前に3基、設営して頂きました。
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くり祭りの行灯絵を描きました2019 [お祭り関連]

大國魂神秋季祭(くり祭り)の行灯絵を作成しました。
行灯はご拝殿前に3基、設営して頂きました。
当日はJ:COMテレビ、17時のニュース生中継に出演しました。

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(最終回)【くらやみ祭イラスト本・制作絵日記】 [お祭り関連]

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(最終回:これから先の『お祭りの本』)

2019年5月

「くらやみ祭をちゃんと知ってみたい」と言う気持ちから始まって、
次第に「作品を描いてみよう」、「本を作ってみよう」と言う風に
発想が膨らみ、実際に本が出来るまでの
約2年間の制作風景を描き続けてきたこの連載も
ついに最終回。

その間、多くの方々に助けて頂きました。
正直言って、お祭りに関った事がない私が、たった2年ぐらい
調べただけで、お祭りの神髄を知る事は不可能ですし、
知識と言っても付け焼刃的な物しかありません。

それでもこの本が内容も深く、きちんとまとめ上げられた背景には、
くらやみ祭に40~50年以上と、長きに渡ってご奉仕されてきた方々が、
惜しみなくご自身が得た経験や、知恵を伝えて下さったからです。
私はそのお話を理解して、裏付けをきちんと取って、
描いて、まとめ上げただけ。

なのでご協力いただきました多くの方々に感謝するとともに、
これから先もまだまだ自分の足や目を使って、お祭りを調べ続けて
行こうと思っています。

本が完成したのも、初版が完売したのも
皆さまの一冊一冊のご協力のお陰です。
また最後まで制作絵日記をお読みいただきました事も、
併せて感謝いたします。
ありがとうございました。

お祭りを調べて本にする過程で、何度も
「お祭りが好きな人は、どの方も親切で面倒見がいいな」と言う
印象を受けました。
これから先もそんな人たちの魅力的な一面を探し続けると共に
まだ知らないお祭りの歴史や事柄を確認しながら、
新たな作品を描けたら、と願っています。

『1000年以上つづく例大祭 くらやみ祭ってナンだ?』の
制作絵日記は(制作が終了した関係で)一旦終了しますが
引き続き活動は続けて行きますので、どうぞよろしくお願い致します。


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⑱【くらやみ祭イラスト本・制作絵日記】 [お祭り関連]

(その18:怒涛の宣伝活動とその理由)(販促)

2019年4月~5月

本が無事刊行されました。
でも今度はその事をきちんと伝えないと、誰にも気付いてもらえません。
そこで発売からお祭りまでの1か月弱の間、私や出版社の方々は
あちこちで販促活動を行いました。

出版社の方はプレスリリース用の本を各報道機関などに
献本したり、書店さんと連携してイベントを企画したり、
私自身も今までのお仕事を通じて知り合った、報道関係の方などに
ご連絡を差し上げるなどして宣伝に励みました。

ただ、こうした活動が全て功を成すかと言うと、そうではなく
スルーされる事も多いのですが、中には出版の情報を聞いて
先方から連絡して下さるメディアもいました。
どんな宣伝(販促活動)が展開できるかは、まさに
その時々のタイミングと言うか、運もあるかと思います。

今回の本の場合は結果的に、以下のメディアやイベントに
登場させて頂けました。(敬称略)

①読売新聞・多摩版
②東京新聞・多摩版
③ラジオフチューズ・30分特番ゲスト出演
④ラジオフチューズ・小野館長とのお祭り対談(計5回の特番)
⑤広報ふちゅう
⑥府中市HP(小中学校贈呈式の様子を掲載)
⑦J:COM(4/30)特集番組
⑧J:COM(5/3)デイリーニュース
⑨J:COM(5/5)お祭り生中継ゲスト出演
⑩ふちゅこまーけっとでの展示&サイン会
⑪くまざわ書店桜ヶ丘店でトークショー&サイン会
⑫しごとバー府中「イラストで本作りナイト」出演
⑬webサイト・調布経済新聞

今から振り返ってみても「よくこれだけ、1か月弱の間に
あちこち企画して動けた」と思えるような密度だし
協力して下さった方や機関、一つ一つが有難いです。

イラストレーターは本来、余り表に出る職業ではないので、
正直言うと人前で話したり、写真が出るのは苦手なのですが
今回積極的に活動していた理由はふたつあります。

ひとつは前述しましたが、出版社に負担をかけないため。
もうひとつは、実はここ数年、本や絵本を出版する友人たちの活動を、
ずっと観察していた事でした。彼(彼女)らは、本を出すと
サイン会やトークショーや展示会など、非常に多くのイベントを行い
更にサインもイラスト入りでとても丁寧に描いていました。
その姿を見ていたら「作家は本を出したら終わりじゃなくて
その本を大事に育てて行かなくては、いけないんじゃないか」と
気付きました。

こうした色々な想いもあって、積極的に表に出て動き回って
いたのですが、その甲斐あってか、お祭りが終わる頃には
道を歩いていると多くの方から「TVに出ていた人だ」とか
「広報ふちゅう見たよ」と、お声をかけて頂く機会が増えました。

特に5月5日に俳優の六角精児さんと一緒に、
ゲスト出演させて頂いたJ:COMの放送が流れた後は、
書店から一気に本がなくなるなど、予想できない動きが生じました。
加えてお祭りの間は、各町内の会所で本の事が話題に
上がっていたと伺いました。口コミの力はメディア以上に強力でした。

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(J:COM生中継風景)

こうしてお祭りが終了する頃には「本が足りなくなるかもしれない」と言う
状況になり、有難い事に早くも重版が決定しました。


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(ラジオフチューズへの出演)

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(ふちゅこまーけっとでの展示販売会)

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(府中観光協会様による市内小中学校への贈呈式風景)

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(しごとバー府中の広告)

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(くまざわ書店さんでのイベント風景)

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(読売新聞掲載記事)


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⑰【くらやみ祭イラスト本・制作絵日記】 [お祭り関連]

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(その17:お祭りのイラスト本、ついに発売!)(販促編1)

2019年4月

2017年にお祭りを見て「作品を描いてみたいな」と思い立った日から
約2年の月日を経た、2019年4月11日。
とうとう本が完成しました。
その間、沢山のお祭り関係の方々に助けて頂いただけに
「本が出来て、本当に良かった」と、しみじみ思いました。
これで親切にして下さった人たちの気持ちに、報いる事が出来ると
ひとまず安心。

本が書店さんに大きく設置されているのを見た時は
「頭の中に描いていた事柄を、無事に形に出来たなぁ」と
感無量でした。

くまざわ書店さん本設置図2.jpg

本屋さん設置図.jpg

ただ私自身はこの本を作るにあたって、2つの大きなプレッシャーを
抱えていました。ひとつ目は、本がちゃんと出来るかどうか。
もうひとつは、私の企画を信じて本を作ってくれた出版社の方が
損をしませんように…と言う想いでした。
前者がお祭り関係の方々に対する義理なら
後者は出版社の方々に対する義理。
しかも立ち上げたばかりの出版さんだし、本の制作には
経費が掛かっているだけに、けっこう責任感じます。

なので本が完成して「ひとまず安心」はしても、今度は「販売促進」と言う
今までとは全く違うタイプの作業が待ち受けていました。

ちなみに「本は3月か、遅くとも4月のお祭り前に発売する」と言う提案は
私自身が決めて、出版社の方もそれに賛同してくれました。
府中の人がお祭り関係で集まったり、盛り上がるのは概ね2月頃から。
徐々に機運が高まり、祭り当日がピークではないかと考えたからです。

そうなると発売日からお祭り終了までの1か月間が、販促のピーク。
その間に集中的に色々な宣伝やイベントを行って、
お祭りの勢いと共に走り抜けよう、と考えていました。

とは言え、この時点ではまだ宣伝もイベントも具体的に
何をするか、2~3つぐらいしか決まっていませんでした。
しかし本が発売されると同時に、色々な物が一気に動き出しました。


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⑯【くらやみ祭イラスト本・制作絵日記】 [お祭り関連]

第16話山車.jpg

(その16:入稿終了と思ったが、編集作業はまだ続く)(編集編)

2019年2月~3月。

前回(2019年1月末)に「無事入稿終了!」と言う記事を書き
「これからは販売に向けて動きます」と宣言をしましたが、
実はそれはとんだ勘違いで、まだまだ(実際には販売日ギリギリまで)
机に座って原稿と向かい合う作業が続きました。

それはなぜか、と言うと…

私は本職がイラストレーターなので、イラストの場合は
絵を出版社に手渡したら(入稿したら)それで終了だったからです。
なのでその感覚で、うっかり終わったつもりでいたのですが、
今回は文章もすべて担当しているので、作家としての作業が
引き続き出て来ました。
それは入稿した絵と文章が正しいかどうかを、何度も読み返して
校正しつつ、わかりやすい言葉に編集し直していくと言う、
気が遠くなる様な作業でした。

この編集作業、単に誤字や脱字の「間違い探し」だけではなく
実際はもう少し複雑でした。
その上、今回担当して下さった編集者さんは、全くお祭りを
知らない方でした。お祭りを見た事も、聞いた事もない、そんな
まっさらな知識の方が、原稿を読んだらどうなるか…
当然ながら「御本社って何ですか?」とか「潮盛講とは?」
と言うように、私が生半可に当たり前だと思っていた言葉が
担当さんの元では全てが疑問と化して、返ってきました。

その問いかけに、ひとつひとつわかりやすく説明するためには
私自身もきちんと情報を精査し、理解する必要がありました。
同時に編集の方も、ひとつひとつの単語や、一行ごとの文章を
きちんと咀嚼して理解しながら、誰が見てもわかりやすい言葉に
置き換えていきました。

この細かい作業、当然ながら時間がいくらあっても足りません。
連日、何度も何度も編集の方からの「この意味は?」と言う
やり取りを電話で繰り返す事、約2か月。
印刷所への「本格的な入稿日」ギリギリまで作業はかかり、
最後の方はさすがに「間に合うだろうか!?」と言う焦りも出ました。

やっと「本当の」入稿が済んだ時、気が付くと季節はもう
3月末になっていました。
本の発売予定日が2週間後に迫っていました。

(イラストは山車のイメージ図です)

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くらやみ祭のイラスト本、刊行のお知らせ [お祭り関連]

表紙100.jpg

こちらのサイトで連載してきた
【くらやみ祭イラストガイド(仮)制作絵日記】、
様々な紆余曲折を経て、出版までの長い道のりを
描いてきましたが、ご紹介した作品が
2019年4月12日に遊泳舎さんから
『1000年以上つづく例大祭 くらやみ祭ってナンだ?』
と言うタイトルで出版されました。

本は観光協会、府中書房、中久本店、郷土の森ミュージアムショップ、
府中観光物産館、啓文堂府中店、くまざわ書店桜ヶ丘店 他各所で
販売されています。またamazonでも取り扱っています。(敬称略)

今まで15話分の連載を読んで下さった皆様には
改めて感謝いたします。この先は「制作」ではなく
実際の刊行にまつわる情報や詳細をお伝えしていきたく思います。
よろしくお願い致します。

遊泳舎ホームページ
http://yueisha.net/

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⑮【くらやみ祭イラストガイド(仮)制作絵日記】 [お祭り関連]

第15話はんてん.jpg

(その15:様々なトラブルを乗り越え、入稿終了)(トラブル編)

2019年1月~2月

横書きで書いていた原稿の文字を、全て縦書きに直す…
と言う予期せぬ大幅修正を行い、スケジュールの進行が
押されてきていた、この時期。
忙しさを後押しするかのように、様々なトラブルが続きました。

まず年の瀬の12月30日、突如ネットが繋がらない状態に。
大晦日も修復作業に追われ、結局、年をまたいで元旦早々
NTT基地局で故障があった事が判明。約3日間ネット社会から
隔絶されたのち、無事復旧。

続いて原稿を取り込んでいたフォトショップが、突然
「容量が足りない」と言う警告を出して、動かなくなりました。
それも2回も。
あれこれ調べて容量を増やし、不要なデータを片づける事で
乗り切りました。しかしずっと「最後まで無事に取り込めますように」
と祈りながら作業していました。

次は新聞やニュースでも取り上げられていたので、
ご存じの方も多いかと思いますが、宅ファイル便事件。
サイトに不正アクセスがあり情報が漏えいしたため、
入稿作業が佳境の最中に、突然閉鎖されて使えなくなりました。
これも急きょ別の入稿方法を駆使して、乗り切りました。

更にこの時期になって、原稿内容を確認して頂きたい
企業が何軒か生じ、そのやり取りに半月ほどを費やしたり
また以前取材にご協力頂いた方々に、出版のご報告をする作業では
大半の方が好意的だったのですが、中には(完成した原稿を
見ていないのに)「そんなくだらない本に名前を出されたら、私の名に
泥がつくかもしれない」と言って、乱暴に電話を切る人がいたり。

とにかく忙しい時期と言うのは、なぜか胃が痛くなる様な
不測の事態が次々と(まるで呪いでもかけられているかの様に)
出て来ます。とは言え締切まで時間がないので、へこんだり
怒ったりする余裕はなく、ひたすら前だけを見て進みました。
さながら難解なゲーム(RPG)を攻略している様な感覚。
いずれにしても機械系に弱いので、機械物が壊れるのが
一番嫌でしたね。

こうして最後まで、かなりタフに制作を進めていき
どうにか無事に入稿作業が終わった時は、心底ほっとしました。
通常ならイラストレーターの仕事はここで終わり、なのですが
今回の作品は私が企画立案者なので、この先は新たに
作品制作とは全く異なるジャンルである、「販売促進作業」
に向けて、次なる一歩を踏み出す事になります。

(イラストは色とりどりの半纏の図)


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⑭【くらやみ祭イラストガイド(仮)制作絵日記】 [お祭り関連]

第14話二之宮青年会.jpg


(その14:発売時期と、タイトルと。 打ち合わせ編)

2019年1月

2019年の年が明けてすぐ、編集者のN村さんと
打ち合わせをしました。思えば昨年の夏から秋にかけて、
ずっと家に籠って描き続けていたので、N村さんに
お会いするのは実に半年ぶりです。

そして、今までは漠然としたイメージでしかなかった「本」が
原稿が仕上がりつつある今は、大分具体的な物として
私達の頭の中にありました。なので打ち合わせのテーマも
かなり具体的な内容になりました。

例えば
N村さん「発売時期は当初の予定通り、4月初めに決めましょう」
かぶらぎ「確かに、府中のお祭りは5月の初めに開催されるから
(正式には4月30日~。盛り上がるのが5月の連休中)
その直前の時期が、町内の人々が集まって準備を始めたり、
町中がお祭りに向けて勢いのある時だから、それがいいですね」とか。

また「本のサイズはA5判、ページ数は144頁にしましょう」とか。
他にも、カラーページとモノクロページの配分や、値段設定、
販促の方法など、いろいろ細かく話し合いました。

ある程度サクサクと事が決まる半面、お互いの意見が
上手くかみ合わず「この案件はとりあえず先送りに」と言う物も
中にはありました。その先送りにした案件の一つに、肝心要の
「タイトルを何にするか」も含まれていました。

ずばり『くらやみ祭イラストガイド』が、わかりやすくて
いいんじゃないか…と、私は単純に思っていたのですが
N村さん曰く「他の土地で『くらやみ祭』と言われても
知らない人が多いと思う…」と、代替え案を出してくれました。

私は前に出版した本が、やたらタイトルが長くて結局
誰にもスムーズに覚えて貰えなかった苦い思いがあるので、
出来ればシンプルで、覚えやすくて、わかりやすい
タイトルにしたいと思っているのですが…いざ考えてみると
これがなかなか難しい。
でも、こうやって「ああでもない、こうでもない」と話し合っている
時間も、一冊の本を作る事に向けてワクワクと楽しいもの
だったりします。

最後にN村さんと「スケジュール進行は、今の所
特に問題はないけれど、なるべく早め早めに作業を進めましょう。
いくら早めに進めていても、いつもギリギリになって
何かしらバタバタして、結局押せ押せになったりするから…」と
いう点では、今回初めてお仕事を組むはずなのに
見事に意見が一致して、打ち合わせを終えました。

そしてその予言(?)通り、その後は「もしかしたら
呪われているんじゃなかろうか?」と思えるほどに、次々と
細々としたトラブルが立て続けにやってきました。
その話は、また次回。

(イラストは二之宮の青年会について。
空白の部分にはフォントで文字が入る予定です。)

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⑬【くらやみ祭イラストガイド(仮)制作絵日記】 [お祭り関連]

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(その13:原稿は縦書きですか、横書きですか!?)(着色と文字編)

2018年11月~12月

この時期はずっと家に籠って、黙々とカラーページ用の
着色作業を行っていました。

普段の仕事ではペン(マーカー)を使って着色する事が
多いのですが、今回はあえて鉛筆と水彩絵の具を用いてみました。
理由はお祭りで用いられている絶妙な色味を正確に描くとなると、
ペンだとどうしても色数が限られしまうからです。
しかし一つだけ問題があって、それは筆はペンよりも
塗るのに3倍ぐらい時間がかかる事。(当社比)

従って、来る日も来る日も机に向かう日々に。
描いても描いても、一日せいぜい1枚~3枚ほどしか仕上がらず、
正直、発狂しそうになりました。「このままずっと、
終わらない着色の世界に居続けるんじゃなかろうか」と
思うぐらい、ずっと色を塗り続けていましたが、
11月末にようやく作業は終了。空けない夜はない(涙)

しかもこの時点で、早くも原稿が9割方できた状態です。
気持ちにも大分余裕が出ていた矢先…重大な事が発覚します。

私が家に籠って着色に没頭している間、編集のN村さんは
約束通り無事、新しい出版社を立ち上げられ、順調なスタートを
切っていました。そのN村さんが「この辺りで一度、
完成をイメージしたデザインを流し込んでみましょう」と言われ、
完成見本の原稿を作って下さったのはいいのですが…
それを見た時、咄嗟に「あれ?これ、ものすごく読みにくい…」と
言う事に気付きました。

結論から言うと、本は基本的に『左綴じ右開き』だと横書き文字、
『右綴じ左開き』だと縦書きの文字が読みやすいそうです。
しかし、私は頭の中で完全に「横書き文字」の状態のまま
『右綴じ』の本を作っていたので、読みにくい事この上ない。
これは…治すべきか否か。
でも治すとしたら130ページ分ぐらいあって大変だし、
そもそも横書きをイメージして描いた原稿を、今更
縦書きにしたら、空間や絵のバランスがおかしくなるんじゃ
ないだろうか?

しばし葛藤。
でも、やはり少しでも読みやすい物を作りたいと思い
「文字を全て縦書きに治す、作品のレイアウトも修正して正す」事を
決めました。そしてこの作業は想像以上に大変で、非常に
時間を要し、再び家に引きこもる日々が始まりました。

(イラストはお囃子道具の説明図です)

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