第3話『映画と本とくらやみ祭』 [お祭り映画関連]

御本社お神輿.jpg

「映画と本とくらやみ祭」(第3話:ロケを見学する。その目的は)

2018年3月のくらやみ祭大祭会議で「映画を作っているらしい」と
確かな話を耳にしたものの、その後の半年間は
ぷっつり情報が途絶えていました。
その間、私は私で本が刊行できるかどうかの、
大事な局面を迎えていました。

再び映画の話を耳にしたのは、2018年9月。
「街中でロケが始まるらしいよ」と言う噂を聞き、見に行きました。
とは言え、その目的はエキストラとして出演するためではなく、
俳優さんに会うためでもない。
実は「御本社のお神輿が出るらしい」と聞いたからです。
もしかしたらお祭りの時と違って、詳細まで見学ができるかもしれない
と、イラストを描くための取材として出かけてみました。

神社に行ってみると、本当に御本社のお神輿が
撮影が行われるまでの間、境内に静かに待機していました。
しかもお祭りの時と違い、周囲には見学の人もほとんどいない状態です。
町内の方が見張り役をされていましたが「近くで写真を撮っても
良いですよ」と優しく言って下さったので、かなり細部まで
お神輿を拝見する事が出来ました。

仮に宝物殿でお神輿を観ると、正面からのみで撮影も禁止なので
細部を描きとめる事は困難です。5月6日のオカエリの時も、
神輿の近くには行けますが、大勢の人が周囲にいたり、
移動時間もあるので、やはりゆっくり眺めるのは難しい。
なので今回は、思いがけずやってきた貴重な機会でした。

その後、お神輿を担いでいるシーンも見学しました。
実際のお祭り時は、人が多すぎて良くわからない手先などの細部も
この時はちゃんと見る事が出来ました。
こんな風に、その当時の私にとって映画は「思いがけない角度から
取材をさせてもらう事が出来た、好機」と言う捉え方でした。

ちなみに、別の日にもロケを見学に行きましたが、この日以降は
生憎の雨模様だったので、中止になるなどあまり見学が
出来ませんでした。

でも街の多くの方々の協力によって、遂行されていたロケは
非常に盛り上がって、賑やかで、楽しい雰囲気でした。
「街を舞台に映画が撮影されるって、活気があっていいな」と思い
同時に、「きっとこれから市内各所で、こうしたロケが
行われるんだろうな」とも思ったのですが、何とロケは
この撮影時の盛り上がりをピークに唐突に終了してしまいました。

「映画ってこんなに早く撮影が済むの!?」と、衝撃を受けましたが、
これには実は深い理由があり…。
私がそれを知るのは、随分後になります。(つづく)

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